【子犬を迎える】
まずはじめにこいぬを迎える際に必要なことをお話します。15年程度の寿命があるワンちゃんを最後まで見られるか、それがまず1番大切なことです。
飼うにあたり家族は全員賛成しているか、また家族の中にアレルギーを持つ人がいないか、出費も増えることになりますので、家族でよく話し合いをしてください。住んでいるのはマンションか一軒家か、仕事の間はどのように過ごさせるのか、屋外飼養か屋内飼養かなどなどライフスタイルに合ったワンちゃんを選ぶのも大切です。
ぜひ行ってほしいのが、飼う犬種について理解するために勉強することです。原産国はどこか、何の目的に作られた犬種なのか、その犬種特有の性格は、かかりやすい病気はなど知っておくべきことはたくさんあるでしょう。
【迎える前に用意しておくもの】
☆ドッグフード(子犬用)
☆安心して休める場所。サークルかゲージにいれてあげましょう
☆ご飯用の食器と水用の食器。ひっくり返らないような工夫ができると良いです
☆トイレ
☆首輪やリード
☆おもちゃ など
【子犬の時にすること】
人を好きになる
家族はもちろん、初めて会う人からおやつをもらったりなでてもらうことを積極的に行いましょう。そうすることで人に対して友好的なワンちゃんになります。
犬を好きになる
こいぬのときから他のワンちゃんと会ったり、遊んだりすることで犬同士の社会性が身につきます。
こいぬ同士だけでなく成犬に会わせるのも有効なので、まずは優しい性格のワンちゃんに会わせてみてください。
体を触ること
体のどんな場所を触っても大丈夫なように、いろいろなところを触って慣らしてあげましょう。
【頭】どんな人にも怖がることなく触ってもらえるようになる
【爪】いい子で爪切りができる
【耳】耳掃除がじょうずにできる
【くち】歯磨きができる
こいぬのときからいろんな体勢で抱っこ(普通の抱っこ、あおむけ抱っこ)をして慣らしたり、足やおなかも触ることを日常的に行っていると、病院で診てもらうときやトリミング施設でお利口にできるようになります。
抱っこ散歩をする
ワクチンが終わるまでずっと家の中にいるのではこいぬのときの貴重な社会化期を逃してしまいます。ですから抱っこをした状態で少しずつ外に連れ出して外の環境に慣れさせます。
☆車、鳥などの他の動物、救急車などの音やこどもの笑い声、におい、動きなどを感じさせてあげましょう。
突然遠くに行くと怖いと感じるかもしれないので、はじめは家のまわりを一周するくらいからはじめてください。
病院に慣れる
病院が好きなワンちゃんは少ないと思いますが、こいぬのときから病院に慣れさせてあげ、病院は楽しいところだと教えることで待合室で落ち着いていられたり、診察台の上でも怖がらないようになります。
当院には生後5、6ヶ月までのこいぬちゃんを対象にパピークラスも行っていますので、参加していただくと診察台に慣れるように練習をしたり院内で一緒に遊んだり、簡単なトレーニングも一緒に行えます。