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Writer's pictureとおやま犬猫病院

病気の第一発見者は飼い主さん?!


こんにちは。とおやま犬猫病院の院長、遠山伸夫です。

今年になってから、当院オリジナルわんにゃんドックのご依頼が増えてきました。

つい先日、

実際に心臓エコー検査で録画した動画をお見せしながら、

当日の検査結果の説明を飼い主さんにさせて頂いたところ、

「人の(健康診断)と同じですね」とのお褒めのお言葉を頂きました。

一昔前までであれば、

いわゆる犬猫ちゃんの健康診断自体珍しいものでした。

最近では、春のフィラリア検査と一緒に血液検査をを行う動物病院も多くなりました。

しかし、それ以上の検査(レントゲン検査やエコー検査など)も

積極的に行っている動物病院ばかりではありません。

なぜならば、レントゲンやエコー検査などの詳しい検査を行うには時間や手間がかかります。

またエコー検査は、専門的に行える技術や知識が必要な検査であるため、

動物病院によっては、それらを敬遠している可能性があります。

当院ではレントゲンやエコー検査などの画像検査を積極的にわんにゃんドックで行っています。

血液検査で異常が検出されなくても、画像検査で病気が見つかることがあります。

その実例として、

先日、小型犬のわんにゃんドックを当院で行いました。

血液検査では特に異常値は認められませんでしたが、

レントゲンとエコー検査を行ったところ、

なんと膀胱内に直径1cm大の膀胱結石が見つかりました。

※ 腹部レントゲン画像。赤矢印で示したのが、膀胱結石。

※ 腹部エコー検査。こちらも赤矢印で指し示したのが、膀胱結石。

 左下に表示されている10.9mmは、画像上の+から+までの距離で膀胱結石の直径です。

このことを飼い主さんにお伝えしたところ、

普段の様子ではとくにおしっこが出づらいとか頻尿などはなかったそうです。

つまり、レントゲンやエコー検査も一緒に行う健康診断でなかったら、

膀胱結石は見過ごされ、適切な治療を受けることができなかったと考えられます。

当院では当日に検査結果を全てを説明しているので、

むしろ、人間ドックよりも早く病気を見つけることができ、

すぐに治療を行うことも可能です。

みなさんの大切な家族である犬猫ちゃんがいつまでも元気にいて欲しい、

そう強く思う飼い主さんがわんにゃんドックを上手に活用している印象です。

これは犬猫ちゃんにとって、とても素晴らしいことです。

なぜならば、

犬猫ちゃんは病気の初期症状を自分から飼い主さんに伝えることはほとんどありません

人間であれば、「あれ?何か体の調子がおかしいな」と思ったら、

自分自身で病院へ行くことができますし、

すぐに受診しなくても、家族や友人などに相談することができます。

では、あなたの大切な犬猫ちゃんはどうでしょう?

体の不調を感じたとしても、自分では飼い主さんに伝えることが難しいでしょう。

なんとなく食欲や元気が落ちたりだと、

多くの飼い主さんは明日には戻るかなと思い、様子を見てしまうことが多いです。

また、シニアの年齢になっていると「年だから仕方ないかな」と様子を見る方も多いです。

・お水をよく飲むようになった

・ドライフード(カリカリ)よりも、パウチや缶詰のやわらかいフードを食べるようになった

・散歩にあまり行きたがらなくなった、散歩時間が短くなった

・たまに咳をするようになった

・うんちの回数が多くなった/少なくなった などなど

上記の例のように、

飼い主さんが気付かず、見逃してしまっている病気の兆候が実はあったりするものです。

つまり、あなたの犬猫ちゃんが健康でいられるかどうかは、

飼い主であるあなたが、いかに病気の兆候を見逃さないかにかかっています

「えっ、犬猫ちゃんが健康でいられるかどうかは獣医さんの腕じゃないの?」

そう思われる方もいるでしょう。

確かに、病気の診断・治療を行っていく獣医師の力量は、

犬猫ちゃんの健康に影響するものです。

しかし、その前に飼い主さん自身が犬猫ちゃんの病気の兆候にいち早く気づかなければ、

その獣医さんに診てもらうために、動物病院へたどり着くことはできません。

つまり、飼い主であるあなたが、

家族である犬猫ちゃんと獣医さんを結びつける重要な役割を担っているのです。

お子さんがいる方であれば、

母親や父親であるあなたが、お子さんの異常にいち早く気づき、

病院へ連れて行くイメージと近いかもしれません。

こう言われると、

「わたしに小さな病気の兆候を見逃さず、見つけることが本当にできるのかしら?」

と責任の重さに気後れしてしまう飼い主さんもいるかと思います。

間違わないでください。

飼い主であるあなたは病気を診断したり、治したりする必要はありません。

あなたが大切な犬猫ちゃんのためにしなければいけないことは、とてもシンプルです。

「いつもと様子が何か違うなぁ」という【違和感に気付く】ことです。

もちろん、その何かがわからなくても全く問題ありません。

あなたが犬猫ちゃんを当院へ連れてきてくれさえすれば、

当院スタッフの獣医師と動物看護師が、あなたと一緒にその何かを探していきます。

飼い主さんの中には、

・こんなあいまいな症状で動物病院へ連れて行って迷惑じゃないか?

・どこか悪いかわからないまま、受診するのはなんだか恥ずかしい

・なんでもっと早く連れてこなったのかと獣医師や動物看護師に怒られそう などなど

と不安になる方もいるかもしれません。

とおやま犬猫病院の考える動物病院とは、

「犬猫ちゃんの病気がわかってから行く場所ではなく、

病気かどうかわからないから行く場所」です。

そう言われると、少し気が楽になりませんか?

あなたのすべきことは、毎日犬猫ちゃんを愛情を持って可愛がり、

何かおかしいなと思ったら、すぐにホームドクターである当院へ犬猫ちゃんと一緒に来るだけです。

当たり前じゃないかと言われそうですが、

なんだかんだ、

すぐに動物病院へ連れて行くことがなかなかできない方もいるのではないでしょうか?

すぐに受診することで、

あなたの犬猫ちゃんは元気になる可能性は高くなり、

通院期間の短縮や、治療費を抑えることも期待できます。

そうなんです。

全ては飼い主であるあなたがすぐに行動できるかどうかにかかっています。

当院は予約制ではありません。

予約をしなければ診てもらえないかもと心配する必要はありません。

どうぞ、お気軽に予約なしでご来院ください。

ご来院前にお電話頂ければ、診察までの目安時間をお伝えします。

まとめとして、

普段から犬猫ちゃんを愛情を持って可愛がり、

「いつもと様子が何か違うなぁ」という違和感に気付いたら、

病気かどうかわかなくても構いません、当院までお気軽にご相談ください。

P.S.

レントゲンやエコー検査を専門的に行っている当院のわんにゃんドックを、

あなたの大切な犬猫ちゃんが末永く健康でいられるように、上手に活用してくださいね。

当院ではわんにゃんドック当日に検査結果を説明しますので、日を改めての来院不要です。

なによりも、異常があればすぐに治療を始めることができますよ(^^)

TEL:0573-67-8288 岐阜県中津川市千旦林1386−1

※Googleマップで「とおやま犬猫病院 中津川」と検索&ナビすると、迷わず来院できます(^_^) とおやま犬猫病院 院長/獣医師 遠山 伸夫

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