こんにちは。とおやま犬猫病院の院長、遠山伸夫です。
最近、あなたの犬猫ちゃんが何となく痩せてきたなぁと感じることはありませんか?
・抱っこすると、軽くなった気がする
・身体をなでると、骨がゴツゴツ触れる
・ウェストのくびれが目立つようになった
こんな印象をお持ちなら、大切な犬猫ちゃんに痩せてしまうような病気が隠れているかもしれません。
痩せてしまう原因として、どなたでもすぐ思いつくのは「食欲が落ちて、食べる量が減る」ではないでしょうか?
食欲が落ちてしまう病気は数多くありますが、ほんの一例を挙げると
・心臓疾患
・腎機能障害(腎不全)
・慢性の感染症や炎症性疾患(肝臓や消化管など)
・腫瘍性疾患
・痛みを伴う口腔内疾患
などがあります。
しかし、フードはちゃんとと食べている、もしくはむしろ食べ過ぎなくらいなのに、痩せてしまう。
実は、一見矛盾するようなことが、ある病気では起こりえます。
その病気の例として、
・甲状腺機能亢進症(猫に多い)
・糖尿病
・蛋白漏出性腸症(犬に多い)
などがあり、食欲が落ちてなくても、大切な犬猫ちゃんにしっかりとした治療が必要な病気もあるので、要注意です。
もし、あなたの犬猫ちゃんが以前より痩せてきて心配な方は、お気軽に当院までご相談下さい。
痩せてしまう原因を飼い主さんとじっくりと話し合いながら探し、隠れている病気がないか血液検査やレントゲン/エコー検査などを組み合わせながら診断していきます。
P.S.
今は元気に食べているからといって、痩せてきている犬猫ちゃんをほっておくと、命に関わる病気の進行を許してしまうかもしれません。
まずは、犬猫ちゃんの身体を触ったり、抱っこをして痩せてきていないかを自宅でチェックすることをオススメします。
犬猫ちゃんが痩せているかどうかわからないあなたは、ぜひ当院まで一緒にご来院下さい。
診察時に体重測定や身体検査を行い、当院獣医師が責任を持って痩せていないかどうか判定させて頂きます(^^)