こんにちは、とおやま犬猫病院の院長、遠山伸夫です。
喉が乾くと、お水などを飲みたくなりますよね?
これは、犬猫ちゃんでも私たち人間でも同じ。
今回のブログは、犬猫ちゃんがお水をよく飲んでいると、実は病気のサインを示しているかも?!という内容を書いていきます。
最初にも書いたように、喉が乾いてると水を飲みたくなるのは誰もが経験してると思います。
わかりやすい状況として、普段の生活の中で暑くて汗をかいたり、水分をなかなかとれない時など、いわゆる体の中の水分量が減っている脱水状態があります。
これらの生理的な状況であれば、病気を心配することはないです。
しかし、
上に書いた生理的な状況ではないのに、やたらとお水を飲んで、やたらとおしっこをすることが多くなってきたら、病気の徴候かもしれません。
健康な犬猫ちゃんの一日の飲水量は、個体差はあるものの体重1kgあたり60ml程度(例:体重10kgだと、一日で600ml)と言われてます。
もし、一日で体重1kgあたり100mlを超える場合(例:体重10kgだと、一日で1,000ml)は、ほぼ確実にお水の飲み過ぎだと言えます。
異常にお水を飲むようになると、どのような病気が考えられるか、比較的多い病気の一例を挙げると、
・腎機能障害(腎不全)
・糖尿病
・副腎皮質機能低下症
・子宮蓄膿症
・高カルシウム血症
・肝機能不全 など
泌尿器・ホルモン性・感染症・代謝性・肝臓などの全身の臓器における疾患があり、命にかかわってくるものも含まれています。
これらの疑わしい病気は、血液検査や尿検査、レントゲンやエコーなどの画像検査を行うことで診断することが可能となります。
もし、お家にいる犬猫ちゃんが最近よくお水を飲んでいるなぁと感じたら、病気のサインのひとつかもしれないため、お早めに当院までご相談ください。